YouTubeでも発信中!チャンネル登録はこちら ▶

ガス缶のOD缶・CB缶の違い!ブタン・イソブタン・プロパンの性能差を解説!

OD缶とCB缶の違い サムネイル
※本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

寒い時期でもキャンプへ行っている皆さん!

ガス缶って寒い時期は調子が悪かったりしますよね…

原因は色々とありますが、今回はガス缶の種類に着目して解説して行きます!

スポンサーリンク
instagram-bnr

OD缶とCB缶の違いは?

OD缶とCB缶

まずはOD缶とCB缶の違い!

共通点

基本的に中に入っているものは同じ!

  • 液化ブタン
  • 液化イソブタン
  • 液化プロパン

この3種類のどれかが入っていて、火力によって入っているものや配分が変わってきます!

一般的にはノーマルガスとパワーガスに分けられます!

ノーマルガス 低地用
春・夏・秋の暖かい時期用
パワーガス 高地用
秋・冬・春の寒い時期用

OD缶

110サイズ 500〜700円前後
登山向け
250サイズ 600〜800円前後
登山〜キャンプ向き
500サイズ 700〜1300円前後
キャンプ向き

OD缶はOUTDOOR(アウトドア)の略で一般的に「オーディー缶」と呼ばれています!

サイズは主に3種類!

OD缶は缶自体の厚みがあり、ちょっとぶつけたり、落としたりしても大丈夫なようにタフに作られています!

まさにアウトドア向け!

また、厚みがあるので圧力にムラが少なく、キャンプなどでの使用でも比較して安定した火力を維持できます!

以下にメリットデメリットをまとめてみました!

メリット 丈夫でタフ
火力が安定している
高所、寒冷地に強い
サイズ展開が豊富
デメリット コスパが悪い
入手しずらい
破棄しずらい

出先ので入手のしづらさは少しありますが、現在はAmazonなどですぐに届くので事前に購入しておけば特にデメリットにはなりません!

CB缶

120サイズ 300〜500円前後
250サイズ 200〜500円前後

CB缶はCassette Bombe缶(カセットボンベ)の略で一般的に「シービー缶」と呼ばれています!

サイズは2種類で小さい方がミニと呼ばれておりますが、あまり流通していません笑

CB缶の最大のメリットはコスト!

100円ショップなどでも購入可能で、アウトドアメーカーから出ているものでも1本2〜300円くらいです!

真冬・高所に行く人でない限り、CB缶のパワーガスを選択すれば対応できますので、コストを下げたい人にはオススメです!

コンビニでも購入できるメリットは大きいですね!

ただし、長時間の使用などには弱く煮込み系はちょっと苦手です…

メリット コスパが良い
入手しやすい
破棄しやすい
デメリット 長時間加熱に弱い
高所、寒冷地に弱い
弱火(とろ火)が苦手

ブタン・イソブタン・プロパンの違いは?

CB缶のガスの記載欄

続いて、ブタン・イソブタン・プロパンの違いですが、あんまり難しく説明してもよくわからないと思いますし、そこまで覚える必要はありません笑

自分も正確には覚え切れてません笑

まず表記の部分にLPGと記載されていますが、何か知っていますか?

LPGは液化石油ガスのことで「Liquefied Petroleum Gas」の略!

圧縮して常温でも液化できているガス燃料のことです。

大きな違いは沸点!

それぞれの違いを比較

種類 沸点
液化ブタン -0.5°
液化イソブタン -11.7°
液化プロパン −42.09°

どれも常温では気化しているので、ガス缶から出た時は気体になっているわけです!

圧縮して液体にしてガス缶に入っているので”液化”という名前が付いています。

この3種類を配合してガス缶が作られています!

ブタン・イソブタン・プロパンについて

ブタンは沸点-0.5度ですが、キャンプなどでは10度を下回った頃から火力が下がってくる印象です!

火力の違いはガスの噴出量の違いになります。

真冬に使うようなガス缶にはプロパンなどをいれて、ガスの噴出量を保っているわけです!

真冬用を夏の暑い時に使用するとガスが出すぎてしまうので注意が必要です!

実際の商品をチェック!

ピンと来てない人もいると思いますので、実際の商品で何が入っているか見てみようと思います!

アウトドアショップに行ったら見てみてください!

コールマン

コールマンOD缶のガスの種類

まずは使っている人も多いであろうコールマン!

▼レギュラーガス

レギュラーガスはプロパンとブタンの構成!

メーカーからは気温の目安は15度以上とアナウンスされています!

レギュラータイプは主に温暖地での使用となりますが、レギュラーにプロパンが入っているのは珍しい印象!

普通は液化ブタンだけのことが多いですが、プロパンが入っているので他のメーカーのレギュラータイプよりは寒さに強いかもしれません!

▼スーパーガス

スーパーガスはパワーガスに分類されます!
(メーカーによって名称が違います)

気温5度以上の使用を推奨しており、夏の使用は推奨していないので要注意。

スノーピーク

スノーピークOD缶のガスの種類

愛用者も多いスノーピーク!

▼イソ(レギュラーガス)

レギュラーガスであるイソはイソブタンとブタンで構成されています!

シルバー色ということもあって、銀缶とも呼ばれています!

▼プロイソ(パワーガス)

パワーガスであるプロイソはゴールドカラーなので通称:金缶!

プロパンとイソブタンで構成されていますが、沸点の低い2つを混ぜて構成されていますので寒い時期にも強いです!

オールシーズン用として販売されています!

スノーピークはどちらにもイソブタンが入っていますね!

プリムス

プリムスOD缶のガスの種類

バーナーなどに強いメーカーのプリムス!

3種類出ています!

▼ノーマル(レギュラーガス)

一番沸点の高いブタンのみで構成されていて、温暖地・低地専用!

▼ハイパワーガス

ハイパワーガスはブタンとプロパンで構成されており、成分割合も公表されています!

ブタン約75%、プロパン約25%!

オールシーズン用として販売されています!

やっぱり寒い時期に使うのであればプロパンが入っているものが多いですね!

▼ウルトラガス

ウルトラガスはイソブタン70%、プロパン約30%で構成!

ハイパワーガスと成分は同じですが、配合量が違いますね!

寒冷地専用で気温20度以下での使用に限られています!

メーカーとしては初心者の方が誤って購入しないように基本的にはネット販売は禁止ということになっているそうですが、販売されていますね笑

キャプテンスタッグ

コスパのいいキャプテンスタッグのノーマルタイプのガス缶はブタンのみの構成になっております!

ブタンのみだと暖かくても長時間使用しているとガス缶が冷たくなって火力が低下しますが、プロパンやイソブタンが混ざったタイプはそれを防いでくれます!

あまり店舗で見ることはありませんが、パワータイプもあります!

パワーガスでイソブタンのみというのも珍しいです!

混合させないことでコストを抑えているのかな?

スノーピーク(CB缶)

スノーピークCB缶のガスの種類

スノーピークにはCB缶もあるのでみてみましょう!

▼CB ブタン(ノーマル)

先ほどのOD缶と比べると、同じ銀缶(ノーマルタイプ)でもブタンのみの構成となっております!

やはりCB缶は火力の面で劣っていることが想定できます!

▼CB イソ(パワーガス)

こちらは金缶(オールシーズンタイプ)ですがイソブタンとブタンで構成されております!

OD缶の金缶にはプロパンが入っておりますので、こちらも火力の面で劣っていそうですね…

SOTO(CB缶)

SOTO CB缶のガスの種類

SOTOはOD缶もございますが、CB缶の方が需要があるかと思いますので割愛!

このパワーガスをオールシーズンで愛用しています!

▼レギュラーガス

こちらはレギュラータイプですが、ブタンのみなのでもっと安いCB缶でいいと思います笑

これは買ったことないです笑

▼パワーガス

こちらはオールシーズン用で、ブタンに加えプロパンが入っておりますので、寒い時期でも使用することが可能です!

夏でも問題なく使えます!

コスパもいいのでオススメですね!
色々使ってここに落ち着きました!

イワタニ

イワタニ CB缶のガスの種類

イワタニは1種類ですが、液化ブタンのみのカセットボンベです!

コンビニでも購入できたりするのが魅力!

1本300円前後で、安くはないですがイワタニ製のカセットコンロなどを使っていれば純正の安心感は大きいです!

コン郎

よく見るカセットボンベの中で一番安く購入できるのがコン郎!

こちらも液化ブタンだけ!

メーカー品以外は自己責任となりますが、コストを下げたい方はこちらがいいですね!

コンビニでこちらを取り扱っているところもありますし、100円ショップでもこちらを見かけることが多いです!

価格は1本150〜200円ほど!

まとめ

ガス缶についてつらつらと書いてきましたので、簡単にまとめたいと思います!

ガス缶

種類 メリット デメリット
OD缶 ・丈夫でタフ
・火力が安定している
・高所、寒冷地に強い
・サイズ展開が豊富
・コスパが悪い
・入手しずらい
・破棄しずらい
CB缶 ・コスパが良い
・入手しやすい
・破棄しやすい
・長時間加熱に弱い
・高所、寒冷地に弱い
・弱火が苦手

ガスの種類

種類 沸点 特徴
ブタン -0.5° 温暖地用(10度以上)
イソブタン -11.7° 通年用(0-40度)
プロパン −42.09° 寒冷地用(20度以下)

※特徴は覚えやすいように、イメージを書いてみました。目安程度で。

メーカー別

メーカー ノーマル ハイパワー
コールマン ・ブタン
・プロパン
・イソブタン
・プロパン
スノピ ・ブタン
・イソブタン
・イソブタン
・プロパン
プリムス ・ブタン ・ブタン
・プロパン
キャプスタ ・ブタン ・イソブタン
スノピCB缶 ・ブタン ・ブタン
・イソブタン
SOTO CB缶 ・ブタン ・ブタン
・プロパン
イワタニ ・ブタン
コン郎 ・ブタン

※沸点が高い順に記載。
※プリムスのウルトラガスは寒冷地専用なので割愛

他にも色々なメーカーから出ていますのでチェックしてみてください!

バーナー類とガス缶は同じメーカー推奨!

違うものを使う場合は自己責任!

コストパフォーマンスや火力なども含めて、自分にあったガス缶を選んでみてください!