※and wander様にご提供いただいております。
今回はand wander(アンドワンダー)がmuraco(ムラコ)とダッグを組んでリリースしたテント「HERON 1POLE SHELTER」をご紹介!
幕の色が好み過ぎてずっと気になっていたテントなんです!
YouTubeで動画をチェック!
動画で設営方法やディーテールの紹介をしています!
動画の方がわかりやすい部分もあるので是非チェックしてみてください!
muraco × and wander|HERON 1POLE SHELTER
サイズ | W330×D330×H210cm |
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収納サイズ | W65×D20×H15cm |
重さ | 約3.0kg |
材質 | フライシート:40Dリップストップナイロン、撥水UV&PUコーティング センターポール:A7001アルミニウム合金 |
HERON(ヘロン)は1POLE SHELTERと2POLE SHELTERの2サイズ展開で、今回は小さいサイズの1POLE SHELTERをご紹介いたします!
大きい2POLE SHELTERも機会があればご紹介したいですね!
1POLE SHELTERはソロのシェルター使いにピッタリなサイズ感で寝室としては最大4人まで収容可能!
別売のインナーテントなども含めてご紹介させていただきます!
HERON BEAK
こちらは跳ね上げ時に使用する延長(連結)用のオプション品。
広い空間を確保することができ、ワンポールテントでありながら跳ね上げてタープのように使用することもできる便利なアイテムです!
NORTHPOLE EXTENSION SHORT 185
こちらはHERON BEAK使用時の跳ね上げに最適なポール!
155cmから185cmまでの調整可能な「エクステンション機能」を備えたポールで、ガンメタリックはand wander別注色。
色味が絶妙なんです!
2P INNER TENT
こちらは2人用のインナーテント。
テントの半分を使用するので、もう半分はコンテナやクーラーボックスなどの荷物を置くことができます!
4P INNER TENT
こちらは4人用のインナーテントですが、インナーにポール用の穴が空いているので後付けできる設計になっています!
ディテールをチェック!
HERON 1POLE SHELTERはポールも1本なので収納サイズも非常にコンパクト!
靴(27cm)と比較してもこのサイズ感!
収納袋は余裕がありすぎるくらいなので収納で困ることはありません。
収納はロールトップ方式なので袋に入れる作業は非常に楽!
ただ、巻くのは少し面倒です…笑
収納時は絞ることができるので、ある程度コンパクトにすることができます!
ロールトップのデメリットとして圧縮するときに空気が抜けづらい点があるので、その点だけ要注意。
巻く前になるべく空気を抜いておくのがポイント!
持ち手は長さを変えることができるので、肩掛け・手持ちに合わせて調整が可能になっています!
これはなかなか便利!
付属品
付属品はロープが7本とペグが15本!
HERON 1POLE SHELTERを設営するときはロープ4本でOKなので、跳ね上げ用にも使用できますね!
ロープの長さは3mほどで太さは3mm前後かと思われます。
アルミ製と思われるペグは長さ約20cmで1本の重さは17〜18g前後。
15本の重さは約260gでした!
このペグでは心許ないことも多々あるので、オートキャンプであれば別途用意しておいた方がいいかと思います!
センターポールがすごい!
ショックコードで繋がったセンターポールは一見普通のように見えますが…
先端のリングを使用して長さを調整する珍しい構造なんです!
慣れるとこれが便利!
任意の長さに伸ばしたら、リングを斜めするとロックがかかる仕組み。
受け側も斜めになっていることで抵抗が増えて動かなくなるという構造ですね!!
これはすごい!
動画でも紹介しているので是非チェックしてみてください!
設営方法
テント本体
設営はとっても簡単!
まずは幕本体を広げます。
広げたら四隅をペグダウンしていきます。
なるべく正方形になるように!
四隅をペグダウンしたらセンターポールを立てていきます。
長さを調整したらロックしましょう!
雪のときは調整できるの助かります!笑
はじめは調整の構造に慣れないこともあるかと思いますので、事前に自宅でやっておくといいかもしれません!
センターポールを立てたら中間地点4箇所をペグダウンしていきます。
ここをペグダウンすると綺麗になりますね!
今回は雪中で少し傾斜のあるサイトだったのでシワシワ気味ですが…笑
入り口部分は片側を出入り口にする人が多いかと思うので、打ち込むのは片側がおすすめ!
もう片側はスノーピークから発売されているソリッドステークデルタを使うと引っ掛けることができて便利です!
そのままだとファスナーに負荷がかかってしまいますからね…
バックルも付いているので、出入り口として使わないときなど状況に応じて使用してください!
メインの設営は完了したので、ガイロープを張っていきます!
できるだけロープもしっかりと張りましょう!
はじめは結ばれていないので、もやい結びなどで取り付けます。
こちらも周りに4箇所ペグダウン!
雪中キャンプ等でペグが埋まってしまうときはロープの向きを逆にして、自在金具をテント側で調整するようにするといいです!
これで設営完了!
入り口のドアは巻き上げることができます!
HERON BEAKの取り付け
オプションのHERON BEAKを取り付けていきます!
まず片側のドアに専用のファスナーを使用して連結します。
もう片方のファスナーも連結して取り付けたらOK!
お好みのポールを使って跳ね上げましょう!
アレンジも色々できるようになるので、お好みで色々試してみてください!
NORTHPOLEで跳ね上げ
今回はオプションの「NORTHPOLE EXTENSION SHORT 185」で跳ね上げ!
長さも調整できるので特に問題なくアジャストできると思います!
先端のピンを交換できるので、状況によって使い分けることができます!
今回の跳ね上げでは短い(細い)方を使用します!
HERON BEAKの中央にあるグロメット(ハトメ)に差し込んでポールの長さを調整します!
ペグを打ってロープのテンションをかけたら完成です!
タープいらずでも使えますね!
2P INNER TENTの取り付け
オプションのインナーテントを取り付けていきます!
2Pインナーはどの向きでも取り付けることができるので、好きなレイアウトが可能!
テント設営の時も向きを気にしなくていいのはありがたい!
グランドシートを敷いたらインナーを広げてペグに引っ掛けていきます。
先ほどと同じようにソリッドステークデルタが役立ってきます!
このペグ本当に便利です!
フロアができたらテント上部のリングに引っ掛けます。
うまく設営できていないと突っ張ったりする可能性もあるので無理にセッティングしないように!
中間部分もトグルを使ってテント本体に固定します。
順番は前後しても問題ないので無理なく!
最後に全体のロープテンションを調整して完成です!
インナーは大人2人でピッタリですが、男性2人だと少し狭く感じるかもしれません笑
ゆったりソロ使いもいいですね!
4P INNER TENTの取り付け
続いては4人用インナーを取り付けていきます!
まずはグランドシートを敷きますが、ポールの当たる部分は補強されているのでそれを目印にしましょう!
センターポールも少し短く調整しておくと◎!
インナー本体ですが、こちらは上部と底面に穴が空いているのでその穴を通るようにポールを調整しましょう!
取り付け後はこんな感じになるので上下の穴を見つけてセッティングしましょう!
2Pに比べると大変ですが、ここさえ乗り越えればあとは簡単です!
穴に通したら四隅のロープをペグにかけていきます!
この時ロープのテンションはゆるめがおすすめ!
次は上のリングに引っ掛けます!
ロープ2本でテンションを調整できるような構造になっています。
上の口を絞ることもお忘れなく!
あとは中間部分のトグルを止めていきます。
最後に周りのロープにテンションをかければ完成です!
4人で使うも良し、2人でゆったり使うのにもいいサイズかと思います!
2Pインナーだと広々とはいかないので、2人で荷物を置くスペースも欲しい場合は4Pインナーの選択もアリかと思います!
実際に使ってみて
ソロシェルターが最高!
実際に何度か使ってみましたが、個人的にどハマりしたのがソロのシェルター使い!
コット1つにテーブル・椅子・コンテナ類を置いてピッタリ!
本当にちょうどいいサイズ!
ちょうどいい高さ
コンパクトな1ポールシェルターとしては少し大きめのHERON 1POLE SHELTER。
身長にもよりますが、高さも210cmあるのでポール脇ならギリギリ立てるサイズです!
自分の身長は約170cmです!
移動する時もほとんど中腰になる必要がないので、腰が痛くなることもありませんでした!
2人のシェルター使いは厳しめ
2人用インナーを使ってシェルターの様に使ってみましたが、少し難しいかもしれません…
デュオキャンプの時にはタープを設営したり、天気次第ではテーブルなどは出しっぱなしでよければ使用できるサイズ感です!
2人以上では基本的に寝室使いになりそうです!
4人用インナーは要注意
これは仕方ないことですが、4人用インナーを使用する場合は前室がないので靴などを置いておく場所がありません…
そのままの場合、夜露・朝露で濡れることがほとんどですし、通り雨などがあった場合はずぶ濡れになってしまいます笑
夏場でサンダルだったら平気かな笑
インナーの中に靴を入れたり、タープで覆うように設営したりと少し工夫する必要がありそうです!
雨が降った時のことも考えると4人用のフルインナーは出入りで中まで濡れてしまうので、購入する際はその辺りも踏まえておくと失敗も少ないと思います!
雪中キャンプもOK
せっかく冬だったので雪中キャンプでも使用してみましたが、全く問題なし!
3シーズン用のテントですが、ストーブを使えばマイナス10℃の中でも幕内は20度以上で十分暖かく過ごすことができました!
テント内でのストーブは十分に注意して取り扱いましょう。
・就寝時には必ず消化すること。
・一酸化炭素チェッカーを使用することを推奨。
雪が降ることもありましたが、ティピー型なので雪も外側に落ちてくれて雪下ろしもしないで済みました!
積雪量次第では雪下ろしも必要になります!
コット無しであればシェルター使いとして2人でも快適に過ごすことができました!
インナーテントは全て収納可能!
オプション品を全てテントの収納袋に入れることができました!
2Pと4Pのインナーをそれぞれ購入する人は少ないかと思うので、どちらかであればいいサイズ感で収納できるかと思います!
幕だけだとスカスカ過ぎるくらいです笑
気になる点
HERON 1POLE SHELTER自体は収納時に空気を抜きづらいことくらいで、テント本体に気になる点はありませんでした!
収納時も先に空気を抜けばある程度解決できます!
気になったのはオプション周りで少しだけ…
4Pインナーは虫が入らないのか…
まだ夏の虫シーズンで使用していませんが、上部・下部共に絞るだけの4Pインナー。
虫が入ってこないのかとドキドキしています笑
ワンポールの上部って虫が溜まりやすいので、入ってこないかと気になっております笑
自分と同じように気になる方は、別途マジックテープなどのベルトを用意して2重にするなどの対策もしたほうがいいかもしれません!
また虫のシーズンで使用したら追記させていただきます!
NORTHPOLEのショックコードが緩い…
跳ね上げ用に紹介したNORTHPOLEですが、中に入っているショックコード(ゴム)が緩く、ポールを組み立てた後に上部を持つと抜けてしまいます…
ショックコードが長いだけかと思い、短く調整してみましたがあまり改善されず笑
抜けるか抜けないくらいにはなりました笑
結構不便なので、近いうちにショックコードは変えようかと思っています笑
まとめ
やはり個人的にイチオシなのはソロのシェルター使用!
タープと組み合わせると更に使いやすくなりそう!
設営撤収の手軽さと居住性のバランスが取れたテントはなかなかないのでこれから重宝しそうです!
オプション品は後からでも購入できるので、まずはテント本体を使ってみてから考えるものありです!