皆さんはクーラーボックスの予冷ってしてますか?
面倒だからしない人も多いとは思いますが、そもそも予冷がどれくらい効果あるのか…
ってことで実際に検証してみました!
予冷は必要か?
夏場にキャンプをしていると保冷力を伸ばしたいと思うことは誰もが通る道だと思います。
保冷力UPについて調べるとよく出てくる「前日から予めクーラーボックスを冷やしておきましょう」というワード。
これを予冷と呼びますが、そもそもどれくらい変わるのか気になっていました!
気になるなら検証してみましょう!
予冷の方法・時間
クーラーボックスの予冷には保冷剤を使用します!
予冷用の保冷剤を持っていない方は、水の入ったペットボトルを凍らせておいて入れておくのもおすすめです!
余った小さい保冷剤をたくさん入れてもOK!
時間的には数時間あればしっかり冷えますが、キャンプのこと想定すると寝る前に保冷剤を入れておけばOK!
とにかく冷えれば基本的になんでも大丈夫です!
検証開始
左:予冷あり、右:予冷なし
検証方法は6時間ごとに解けた水を捨てて、残った氷の重さを計ります!
一般的な1泊2日のキャンプを想定してAM9:00に検証開始!
5月に検証を行ったので真夏ほどの気温ではありませんが、25度と十分暖かい条件で行えそうです。
クーラーボックスは2つとも同じYETIのローディ24を使って検証します。
重さを測ってスタート
まずはスタートの重さを測定!
袋込みの重さですが、どちらも1,134gと奇跡的に同じ!
検証にはピッタリですね!笑
氷はなるべく同じ向き、同じ位置に置いて経過観察します。
6時間経過
最初の測定!
予冷ありが952g、予冷なしが916g!
一番差が出るのはここだと踏んでいましたが、思ったほどの差は出ていない印象。
クーラーボックス内はどちらも同じくらいの保冷状態になっています!
12時間経過
予冷ありが620g、予冷なしが594g!
若干ですが、少し差が縮まりました笑
ここまでくるとクーラーボックス内の温度はほぼ同じなので、解けていくだけですが続けて検証してみましょう!
18時間経過
予冷ありが362g、予冷なしが351g!
ここにきてほとんど差がなくなってきました笑
これは正直言って予想外!笑
24時間経過
予冷ありが152g、予冷なしが156g!
まさかの逆転!笑
ここまでくると予冷は関係なく、違う要素が影響していそうですが面白い結果になりました笑
30時間経過
この日は30度近くまで気温が上がり、どちらの氷もほぼ0になりました。
どちらも小さい氷は残っていましたが、ここで検証終了!
まさかの解け切ったタイミングは同じという結果に!笑
予冷の効果はあるが…
予冷あり | 予冷なし | |
---|---|---|
スタート | 1,134g | 1,134g |
6時間経過 | 952g | 916g |
12時間経過 | 620g | 594g |
18時間経過 | 362g | 351g |
24時間経過 | 152g | 156g |
30時間経過 | 0g | 0g |
解け切ったタイミングは同じという想定外の結果となりました!笑
しかし、6時間・12時間経過時には予冷ありの方が氷は残っていますし、6時間経過時は手にとってもわかるくらいの違いでした!
この結果の感じ方は人によって変わってきそうですが、予冷の効果は少しだけですがあるようです。
今回は氷のみで検証しましたが、保冷剤の有無(種類)やクーラーボックスのサイズ・種類によっても大きく変わってくるかと思いますのでご参考程度に!
まとめ
※解けた氷はジャグに入れて美味しくいただきました。
今回の検証を踏まえて、ある程度保冷力のあるクーラーボックスであれば1泊なら予冷はしなくてもいいかなと感じました!
予冷するに越したことは無いですが、前日の準備の手間を考えると予冷はしなくても問題なさそうです。
今までも予冷をするのは連泊の時だけでした!笑
夏場の熱帯夜明けでクーラーボックス内の温度が温かいと感じるくらいの時は、結果に大きな差が出てくると思いますので、状況に応じて予冷をするといいかと思います!
タイミングを見て真夏にも検証してみたいですね!